次論公論
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CDが売れなくなって久しい。APPLEの故スティーブジョブズは音楽の配信事業を起ち上げアーティストも消費者も潤い、より音楽が生活に密着するかのような世界を夢見たのかもしれない。実際に僕も今アイフォンを活用しアイチューン経由で音楽をダウンロードしている。そんな僕は簡単便利、軽薄短小を嫌い、重厚長大な物にも価値がある事を認めるべきと次論を本ブログで展開してきた。
今ではジョブズの生み出した世界にドップリ浸かりきっているのが現状だ。また通信販売という意味ではアマゾンも利用しているのだが、アマゾンは痒い所に手が届くかのように、こちらの好きな作家やアーティストの新商品の案内を逐一メールで教えてくれる。それをシステムでやっているのなら、ITの技術って素晴らしいなといつも思っていた。
ところが、先日頂いたいつものアマゾンの案内メールに少し違和感を覚えた。僕が最近好きなアーティストの新譜の案内でどうやらベストアルバムらしい。近年CDが売れなくなり、アーティストやレコード会社は頻繁にこういったベストアルバムを販売してきたし消費者にも好評な様だ。
だが僕はそのアルバムの曲目リストを見て愕然とした。既に僕の持っている音源ばかりだったのだ。そこに新曲が入っていたり、セルフカバー集にでもなっていたら、少しは購買意欲にも刺激した筈なのだ。音楽配信がメインストリームでなかった頃、僕らはアルバム単位でCDをプレーヤーに掛けたり、他のメディアにコピーしたりして聞いていた。だがアイフォンはスマフォ全盛の今、僕は基本的は殆ど全ての音源を持ち歩いている。そして自分の好きなプレイリストを作成し自由に曲順を入れ替えたりお気に入りだけをエンドレスで掛け流す事が出来る。当然今回のアーティストの音源は全て持っているから、その今回「新発売」のCDに入っている楽曲も全て持っている。それを再度買わせようとするのもなんだかなと思うし、何より手間暇掛けずに一儲けという安直さに正直嫌気がさした。
僕は自分の仕事に手間暇掛ける手間賃として他店よりも高い金額で眼鏡を作り販売している。
だから手間も掛けずに売り込もうとした販売者側の下心が空けて見える事が嫌だったのだろうか?
少なくとも
CDが売れなくなり、
BEST版が全盛になり、
ネット配信とスマフォが普及した。
この時点で音楽業界は新たな局面に入ったといえる。
これからは曲を集めた豪華なラインナップだけでは商売にならない事が窺い知れる。
そのラインナップは誰でも手に入るのであれば、わざわざまとめる事すら不要になるという事だ。まとめるのはスマフォで簡単に出来てしまうからだ。
CDが売れなくなってから何年経ったのだろう?アイフォンの発売がそのきっかけだとしても10年も経っていないとするならば、何とも早い移り変わりだろう。
結局ここでも軽薄短小ではなく、ITが極まれば、結局重厚長大な物に人は価値を見いだす、作り手の感性や価値観、匠の技術、そんな物が人の琴線を揺さぶる時代に入る事になる。つまり時代は巡り巡って元に戻るという事なのだ。そんな時代に僕は流行を見極めるというよりも自分自身の個性を大切にして自分自身を見失わない事こそが大切なのだと気を引き締めた。
今ではジョブズの生み出した世界にドップリ浸かりきっているのが現状だ。また通信販売という意味ではアマゾンも利用しているのだが、アマゾンは痒い所に手が届くかのように、こちらの好きな作家やアーティストの新商品の案内を逐一メールで教えてくれる。それをシステムでやっているのなら、ITの技術って素晴らしいなといつも思っていた。
ところが、先日頂いたいつものアマゾンの案内メールに少し違和感を覚えた。僕が最近好きなアーティストの新譜の案内でどうやらベストアルバムらしい。近年CDが売れなくなり、アーティストやレコード会社は頻繁にこういったベストアルバムを販売してきたし消費者にも好評な様だ。
だが僕はそのアルバムの曲目リストを見て愕然とした。既に僕の持っている音源ばかりだったのだ。そこに新曲が入っていたり、セルフカバー集にでもなっていたら、少しは購買意欲にも刺激した筈なのだ。音楽配信がメインストリームでなかった頃、僕らはアルバム単位でCDをプレーヤーに掛けたり、他のメディアにコピーしたりして聞いていた。だがアイフォンはスマフォ全盛の今、僕は基本的は殆ど全ての音源を持ち歩いている。そして自分の好きなプレイリストを作成し自由に曲順を入れ替えたりお気に入りだけをエンドレスで掛け流す事が出来る。当然今回のアーティストの音源は全て持っているから、その今回「新発売」のCDに入っている楽曲も全て持っている。それを再度買わせようとするのもなんだかなと思うし、何より手間暇掛けずに一儲けという安直さに正直嫌気がさした。
僕は自分の仕事に手間暇掛ける手間賃として他店よりも高い金額で眼鏡を作り販売している。
だから手間も掛けずに売り込もうとした販売者側の下心が空けて見える事が嫌だったのだろうか?
少なくとも
CDが売れなくなり、
BEST版が全盛になり、
ネット配信とスマフォが普及した。
この時点で音楽業界は新たな局面に入ったといえる。
これからは曲を集めた豪華なラインナップだけでは商売にならない事が窺い知れる。
そのラインナップは誰でも手に入るのであれば、わざわざまとめる事すら不要になるという事だ。まとめるのはスマフォで簡単に出来てしまうからだ。
CDが売れなくなってから何年経ったのだろう?アイフォンの発売がそのきっかけだとしても10年も経っていないとするならば、何とも早い移り変わりだろう。
結局ここでも軽薄短小ではなく、ITが極まれば、結局重厚長大な物に人は価値を見いだす、作り手の感性や価値観、匠の技術、そんな物が人の琴線を揺さぶる時代に入る事になる。つまり時代は巡り巡って元に戻るという事なのだ。そんな時代に僕は流行を見極めるというよりも自分自身の個性を大切にして自分自身を見失わない事こそが大切なのだと気を引き締めた。
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- opteriaglassias
おはようございます。西東京市は霧雨が降り続いています。今日は水溜り越しの空をお届け致します。今朝の体重も83.3kg、う〜ん!これは本物だ!(本物のデブだという意味。)さ〜て今日はどんなご縁を頂けるかな? http://t.co/nBtB5ifaGX
03-02 10:06opteriaglassias... http://t.co/r8tHivzxTL
03-02 03:57