次論公論

 
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遠視+外斜位が危険な組み合わせだという話は以前に何度かこのブログでも取り上げている。近視大国日本では、近視+外斜位が自然なずれであるし、リスクが少ないと僕は説明した。そしてこの遠視+外斜位の組み合わせの方の多くが若いうちには何でもないが、お年を召していくとかなりの高確率で体に何らかの不具合が生じている。と僕は感じている。過去の例を調べれば○○人のうち何名だと調べられるだろうが、今の時点では統計をとっていない。だがどんなに少なく見積もっても60歳以上でかつ遠視+外斜位の屈折異常が目にもっている方の半数以上に例えば肩こりや原因不明の頭痛は当たり前としても、突発性難聴、メニュエール病、顎関節症、そして腰痛、胃腸が弱い、めまい、耳鳴り、これらの全てや、複数の自覚を伴い辛さを日常生活で感じていると言い切っても過言ではない。これはグラシアスで検査したたかが2800名程のデーターなので本当に一般の方々を10.000人ランダムにピックアップしても体に不具合を感じる方が半数を占めるかどうかは分からない。今グラシアスは駆け込み寺のような存在になっているので何か体に不具合や眼に辛さを感じる方々が集まってきているのは間違いないだろうから、きっと世間の方々に占める比率は50%より幾分下がるだろう。それにしても遠視+外斜位が危険な組み合わせであることに何ら変わりなく、それを放置している現状は国益を損ねていると僕はこのブログで報告させていただいている。とここまで能書きを書いてきて何だが遠視って何だろう。

これも実は当ブログでは説明済みだが再度簡単に説明させていただく。

近視は遠くの視力が下がった状態であるのは殆どの方がご存知だと思う、少し専門家らしく言えば無緊張の状態で焦点が網膜より手前、焦点距離で言うならば無限遠より手前に有る状態を近視という、近視の方で、5m先に書いてある字が読めなくとも近づいていけばある地点から見え出し、そしてある地点で最高視力になり、自身の調節力の限界以上に近づくとぼやける。余談だが、この限界が手元を見る距離、例えば読書をする距離である33センチでも霞む状態を老眼という。

では遠視とは何だろう。

遠視は、多くの方が自覚がない。

「私は眼はいいのよ。」

という方の視力を測ると実際に1.5も裸眼で出ている場合が多々有る。では視力がでているから問題がないのかというと、次論公論マニアの方には退屈な説明かもしれないが、眼が健全であるかどうかの判断を視力の優劣でするのは危険である、と僕は次論をこのブログでお伝えしてきた。こういった視力が問題ない方も実は眼に屈折異常が有る場合がある。それが遠視である場合が多い、本題に戻ろう、遠視とは何か、遠視とは、自覚の有無はともかく調節しないと最高視力がでない眼の事をさす。先ほどと同様に少し小難しく言うと無緊張の状態では焦点が網膜の後ろに位置し、それを水晶体を調節させて網膜に合わせて見ている。元々網膜の後ろに焦点があるのだから手元を見る為には更に力を入れて調節をしている。正視の人に比べてその分仕事量を眼に多く課することになるし、近視の人は焦点が網膜の手前にある分、調節の観点からは楽をしていると言って差し支えがない。まとめると本来遠くを見る為に人は無緊張の状態で最高視力がでている筈だが、遠視の人はその無限遠を見ている状態でも緊張し、更に手元を見る為には更に緊張して手元を見ているという状態だ。だから老眼が遠視の人程早く自覚することになる。

ざっとこんな感じなのだがご理解いただけただろうか?そして僕は常に緊張させて対象を見せる遠視とリラックスゾーンが外にある外斜位の組み合わせは危険だと繰り返しお伝えしてきた。それはどういったことだろう。

ここの説明を一般の方に理解していただけるように説明するのは至難の業であり、かつまだ研究の道半ばの分野でもあるので僕が結論付けることも危険であることもどうかご理解いただきたい。眼の緊張、もっと言えば、外眼筋の緊張と体の不具合がどこまで相関関係があるかは間違いなく今後の課題であり、即答はできないジャンルだと思う。

言い訳はそのくらいにして説明に入るが、遠視が緊張して物を見る癖があることはきっとご理解いただけたのだと勝手に決め付けて先に進む。その緊張、または調節と言った方が正確なのだが、この調節と黒目を寄せる運動である輻輳運動は連動している。ここに異論はない筈だ。手元を見る為に人の眼は自然と両の眼が内側に入り、かつピントを合わせる為に調節している。正視であればそれは自然な運動だ。だが遠視の人は遠くを見る時にも調節している。すると自然と黒目は内側に入りたがる。だがそれでは狙ったターゲットに焦点が合わないだから、遠視の人はそれでは困ると「無意識のうちに」眼球を外に動かす、つまり調節を外す側に動かす、ここに生理的な矛盾が生じている。そして今度は手元を見る為に、目一杯調節してみる。すると調節に目一杯になった眼は輻輳に余力が無くなり、調節に余裕があったとしても輻輳にまで力がいかずに上手く運動できなくなったり、更に言えば、輻輳しすぎて内側に入りすぎたりする。これが行き過ぎると内斜視になる訳だ。幼少期は輻輳はともかく、調節力がびんびんにある訳だからつい力が入り過ぎて内側に入り過ぎてしまう。この場合は遠視を矯正する凸レンズの眼鏡で矯正する。遠くも近くも不自然な動きをしないと焦点が合わない、この不自然さが僕が危険だと言っている根拠の一つだ。

これに加えて、近視に比較し元々輻輳や調節に余力がない遠視の方が凸レンズを掛けることによって凸レンズそのものの構造的な問題として輻輳させればさせる程に輻輳を阻害する要因でもあるプリズムベースアウトの度数が生じること、これが遠視+外斜位が危険な組み合わせと僕が思う根拠だ。近視であれば、輻輳させればさせる程に凹レンズの構造上プリズムベースインの度数が発生する。つまり近視の強度になればなる程にそのプリズム度数の恩恵にあずかれる。

すみません、中途半端ですが、この続きはまた明日m(__)m

ジムに行ってきます!!気合入るぜ!!!

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2012.07.26 Thu 16:49  |  管理人のみ閲覧できます

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