次論公論

 
07
 
イスラエルでデモ。

僕は資本主義そのものを否定する立ち場ではないが、企業間の競争を自由にやらせる構造は弱肉強食であり、弱者救済のセーフティネットは必要だ。つまりで再分配の仕組みを再構築せよと言ってきた。

また拝金主義、商業主義の限界を指摘し、それに傾倒しすぎるのも危険だと言ってきた。

かといって誰にでも平等に分配するやり方を悪平等であり、人のモチベーションを剥ぎ取り、昨日より明日がより良く建設的な社会を目指す想いを萎えさせる源だとも言ってきた。

20世紀はこの資本主義と共産主義で世界を二分し覇権を争った。だが僕やこのブログの読者の皆さんも、その一つの価値観で人の行動をしばるかのようなイデオロギーで体系別に国家や都市を類別する手法は限界にきてるし、その崩壊の足音がひたひたと迫っている事をしっかり体感されているのではなかろうか?

僕は弱肉強食の社会と悪平等な社会、そのどちらかを選びなさいと究極の選択を迫られた場合には非常に困るが敢えて言うならば、共産主義の方が人の生活の営みや生産をコントロールしやすく、地球に与える負荷が少ないと感じるので共産主義に軍配を与える。だが共産主義の決定的な構造上の弱点は

共産主義者は唯物論者であるケースが多いという事だ。唯物論であるという事は神や仏を信じる信仰心を否定する事だろう。僕自身は既存の〇〇教という物は信仰していない、だがそんな僕にも信仰心はある。それに日々感謝しているのだ。そのなんだか分からない物を信じている僕の立場からすれば、人の行動や社会の規範なんてものはまず「思い」から始まっており、それを正しく思う事が大切なのだという事を痛烈に感じている。するとこんな番組があったのでご紹介したい。

GYAOという無料動画のサイトでグーグルの舞台裏という番組が無料公開されていた。

グーグルの舞台裏

この番組は、若くして巨万の富を手にした二人の若者がいかにして組織運営をしているか、それをドキュメンタリータッチで創られている。そこで面白い事を言っていた。それは一人の社員の発言から始まったそうだ。ある企画会議の場で一つの事業プランに対して一人の社員が声を荒らげ異論を唱えた。

「それは邪悪だ。」

その意見があがってからグーグルは「Don't be EVIL」を会社の経営理念に掲げた。僕はグーグル社に対するイメージはどちらかと言えば新自由主義や弱肉強食の象徴のように捉えていたので邪悪の定義は人それぞれなのかもしれないが、そんな飛ぶ鳥を落とす勢いの会社が、まずその理念を大切にしているという方針を見て嬉しく思った。僕も競争は必要だと思っている。顧客に対するサービスや提供する商品の質でもっと自由に競争し勝負すべきだと思っている。だがその自由な競争の前に土俵の整備は行政の仕事で、勿論競争に敗れたルーザーに対するセーフティーネットの整備も同様に行政の仕事だと思っている。

グーグルとグラシアス、イニシャルで記せばGから始まる程度にしか共通点はないかもしれないが、会社の方針を正しく思う事の重要さに関してはグーグル社とグラシアスはそれ程差があるようには思えない。

想いはエネルギーである、それが負のエネルギーか、それとも正なのかそこがこれからの社会は非常に重要になる。眼鏡屋で言えば僕は不要な機能や薄型のレンズをお勧めし単価アップを図る行為を邪悪だと感じているという事だ。レンズメーカーは小売店のもっと単価の取れる商材が欲しいと言われ、本来性能的にもバランスがとれている1.50のCR素材を廃番にして高屈折率の商品しか品揃えしない事も言葉は過激だが、僕に言わせれば邪悪な選択となる。

売上は作るものではなく顧客に満足を与えたその行為のご褒美が売上である。この順序を逆にしてしまうと本末転倒で会社の経営そのものがおかしくなるだけでなく今の日本の眼鏡業界のように業界そのものが傾いてしまうと感じているし、それが斜陽の産業と言われて久しいこの眼鏡業界の病巣であり僕はその思いの欠如に不満を感じている。隙あらば顧客からかすめとってやろう、誰とは言わないがこの業界にそんな輩が確かに居る。僕はこの業界にこれから入って来ようという前途洋洋の若者に夢を与えたい。その為にはまず僕自身が自身に内包している邪悪と闘う必要がある。

自分に負けるなと尻を叩くのだ。

そして皆が真摯に顧客満足の為に取組、顧客との信頼関係が構築出来たその先には多様な社会が待っている。皆がそれぞれ自分の個性を活かし多種多様なお店を構え、顧客はどのお店にしようかと嬉しい悲鳴を上げるのだ。現状は価格に対する満足度で競っているに過ぎない。資本主義というイデオロギーに縛られた狭い土俵で戦っているという事なのだ。

では僕の個性とは何だろう?決して器用ではない僕の個性は愚直である事。

そして飽きっぽい僕は取組続けた実績がなく転職を繰り返した。

だが今度ばかりは逃げたくない。

継続は力なり。

それを実証してみたい。

Comment






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://opteriaglassias.blog92.fc2.com/tb.php/1802-2825bcdb

この記事にトラックバック(FC2Blog User)

Home

眼鏡屋の店長のブログです。

初めていらした方は、最初に僕の【プロフィール】を見ていただくと僕のスタンスが分かるかと思います。

また業界用語が数多く出てきますので、その場合は【次論公論用語解説】をご参照下さい。

ちなみに【グラシアス文庫】では小説も書いてるよ!!!

ランキング参加しています。
良かったらクリックお願いします。

グラシアスの店長

FC2ブログランキング

カテゴリー



最近のコメント

月別アーカイブ

2017年 08月 【13件】
2017年 07月 【18件】
2017年 06月 【25件】
2017年 05月 【26件】
2017年 04月 【21件】
2017年 03月 【23件】
2017年 02月 【20件】
2017年 01月 【19件】
2016年 12月 【28件】
2016年 11月 【24件】
2016年 10月 【22件】
2016年 09月 【21件】
2016年 08月 【21件】
2016年 07月 【6件】
2016年 06月 【11件】
2016年 05月 【12件】
2016年 04月 【5件】
2016年 03月 【7件】
2016年 02月 【4件】
2016年 01月 【4件】
2015年 12月 【15件】
2015年 11月 【17件】
2015年 10月 【10件】
2015年 09月 【15件】
2015年 08月 【22件】
2015年 07月 【14件】
2015年 06月 【6件】
2015年 05月 【13件】
2015年 04月 【3件】
2015年 03月 【13件】
2015年 02月 【15件】
2015年 01月 【11件】
2014年 12月 【20件】
2014年 11月 【16件】
2014年 10月 【12件】
2014年 09月 【9件】
2014年 08月 【26件】
2014年 07月 【28件】
2014年 06月 【33件】
2014年 05月 【33件】
2014年 04月 【32件】
2014年 03月 【32件】
2014年 02月 【29件】
2014年 01月 【32件】
2013年 12月 【38件】
2013年 11月 【34件】
2013年 10月 【33件】
2013年 09月 【30件】
2013年 08月 【36件】
2013年 07月 【33件】
2013年 06月 【29件】
2013年 05月 【31件】
2013年 04月 【25件】
2013年 03月 【30件】
2013年 02月 【24件】
2013年 01月 【26件】
2012年 12月 【29件】
2012年 11月 【39件】
2012年 10月 【42件】
2012年 09月 【31件】
2012年 08月 【39件】
2012年 07月 【37件】
2012年 06月 【32件】
2012年 05月 【26件】
2012年 04月 【47件】
2012年 03月 【39件】
2012年 02月 【42件】
2012年 01月 【45件】
2011年 12月 【48件】
2011年 11月 【41件】
2011年 10月 【58件】
2011年 09月 【47件】
2011年 08月 【44件】
2011年 07月 【52件】
2011年 06月 【44件】
2011年 05月 【49件】
2011年 04月 【44件】
2011年 03月 【57件】
2011年 02月 【47件】
2011年 01月 【47件】
2010年 12月 【44件】
2010年 11月 【49件】
2010年 10月 【59件】
2010年 09月 【28件】
2010年 08月 【28件】
2010年 07月 【29件】
2010年 06月 【25件】
2010年 05月 【24件】
2010年 04月 【30件】
2010年 03月 【29件】
2010年 02月 【29件】
2010年 01月 【29件】
2009年 12月 【29件】
2009年 11月 【32件】
2009年 10月 【37件】
2009年 09月 【30件】
2009年 08月 【30件】
2009年 07月 【26件】
2009年 06月 【33件】
2009年 05月 【32件】
2009年 04月 【28件】
2009年 03月 【31件】
2009年 02月 【28件】
2009年 01月 【30件】
2008年 12月 【31件】
2008年 11月 【29件】
2008年 10月 【31件】
2008年 09月 【28件】
2008年 08月 【24件】
2008年 07月 【31件】
2008年 06月 【24件】
2008年 05月 【32件】
2008年 04月 【27件】
2008年 03月 【27件】
2008年 02月 【28件】
2008年 01月 【29件】
2007年 12月 【26件】
2007年 11月 【27件】
2007年 10月 【35件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【27件】
2007年 07月 【32件】
2007年 06月 【32件】
2007年 05月 【31件】
2007年 04月 【26件】
2007年 03月 【32件】
2007年 02月 【18件】
2006年 03月 【1件】
2005年 03月 【1件】
2004年 03月 【1件】

最近の記事

アンケートコーナー

ブログ内検索

プリズム次郎の用語解説


リンク

アクセスカウンター

最近のトラックバック

RSSフィード

ブロとも申請フォーム