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アイスランド、アイルランド、ポルトガル、スペイン、ギリシャ、イタリア。ヨーロッパ諸国の景気後退やソブリンリスクの話題が大手メディア各紙の一面を連日のように飾っている。僕はヨーロッパ発の金融恐慌が起こり、そして過去の歴史に学ぶのであればその先に戦争が待っているとお話しした。戦争行為が何よりの景気刺激策になるからだ。

そして今日もこんなニュースがネットを駆け巡る。

スペイン国債、7%寸前…財政危機が波及の恐れ

イタリアは既に景気後退。

モンティ新内閣が発足=政治家抜きの「危機管理型」―イタリア

イタリアに続きスペインでも国債の利回りが7%近辺に達している。日本で考えれば金利の支払いで全て終わってしまうような異常な金利である。イタリアもスペインもギリシャにしたようにどうやって債務放棄しソフトランディングさせるかが焦点となる。だがイタリアはギリシャとは経済の規模も借金の額も桁が一つ違う。それをユーロ加盟国の内部だけで痛みを分かち合う事が出来るのだろうか?ここに大きな難題が待ち構えている。

その各国の借金をフランスやドイツが肩代わりし痛みを背負い込む事にフランス、ドイツの国民は理解を示せるのだろうか?もしも理解を示せなければユーロという通貨制度は崩壊し、その影響でアメリカも吹き飛ぶ。そしてアメリカべったりでTPPの交渉参加を示した日本も当然無関係ではいられなくなる。

このシナリオが世界大恐慌に向かう無理の無い道筋で、こんな事は誰でも予測できる。だが大手メディアではそこまで踏み込み恐慌が来るよ、準備はいいかい?とは決して出来ないし言えない。経済界のスポンサー陣に首根っこをひっつかまえられているからだ。だから大手メディアからの情報だけを頼りにすれば事態はそれ程深刻だとは到底思えなくなる。

世界大恐慌が起こるのか?

その後に大きな戦争が待ち構えているのか?

それとも何も起こらず景気は順調に回復するのか?

僕は正直分からない、だがネットで流れてくる上記で挙げたニュースを見る度に、あ、自然な流れによる出来事が起こっている。膨らみ過ぎた風船は萎むのが道理だなと感じる。だから必然的にまだ萎む仮定だと僕は認識し、三番目のクエスチョンの答えにはNOと言わざるを得ない。また地球という環境保全の観点からはしっかり萎んだ上で新しい経済活動や自然との共存について各々がしっかり考えるべきだとも思う。良い意味と捉えるか悪い意味にマイナスに捉えるかは人それぞれだが僕はこの萎む過程で人それぞれの考えが深まる事は決して悪い事では無いと思うのだ。

こんな風にネットのニュースをチェックしながら今日も僕はバスで通勤した。そしてそこで僕はプレジデントという雑誌も流し読みもしていた。今回は過去の偉人の金言を参考にして経営の危機に直面した時にしっかり対峙する事で何とか難局を乗り切ったという話だった。その中で僕はこんな言葉に目が留まる。

狭い門からはいりなさい。

いのちに至る門は小さく、

その道は狭く、

それを見いだす者は

まれです。

(新約聖書 「マタイの福音書」7章13節(中略)・14節、新改訳・第三版より)

僕は特定の宗教を信仰していないが、聖書やお経から正にインスピレーションを頂く事が実は多かったりする。それ程のパワーが多くの方に親しみ読まれている書物には力があるという事だろう。

僕はこの感覚は「安直は怠惰への道である。」と自分の見た不思議な夢でのセリフを引き合いにだして説明した。規制の無い資本主義の致命的な欠陥はこの僕に言わせればリスクだらけの安直な道に行きやすくしてしまう構造的な問題を抱えている事になる。

落とし穴が待っていると分かっていてもついついその甘い誘惑に魅かれてしまう媚薬のような効果もこの安直な経済には存在しているのだ。だからこそ僕らは自分に厳しくする必要があると思う。そしてメガネ業界はこの甘い誘惑に誘われるがままに単価アップを繰り返し消費者の財布から不要な代金をかすめとっていた。今日は宗教の話題であったので敢えて使うがメガネ業界の今とはそんな僕らが作りだした「カルマ」の清算でもあるのだ。僕らが消費者から奪い取った反動で市場規模は減退していくように僕には見えて仕方がないということなのだ。

だからこそ今日、今からでも僕らは延々と続く業というべきカルマの生産を止めて顧客満足重視な業界に変革するべきだと思う。

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