次論公論

 
23
 
僕は本ブログで何度かTPPに関して分からないと自分の頭の足りなさを曝け出してきた。最近はテレビでもTPPに関してはそれ程取り上げなくなってきた。まるで一通り説明したから説明責任は果たしたと政治家の先生に言わせる為に報じたかのようだ。

それでも僕は興味があったので自分なりに本を読んだりして勉強してみた。それで理解は深まっただろうか?答えはイエスだが、それではそれの是非を言えるか?と聞かれるとNOと答えざるを得ない。未だに理解出来ない事が山の様にあるからだ。

ただ一つだけおぼろげながら見えてきた事はTPPに参加しても貿易に関してだけにフォーカスしてみれば決して国益とは言えないという事がこの僕にも見えてきた。

皆さんはえ!?と驚かれないだろうか?関税を撤廃し一つのルールで貿易する事は日本にとっても大いにビジネスチャンスが生じる事ではないの?と思われないだろうか?僕もそう思っていた。だが事はそんなに単純ではない様だ。

このサイトが上手にまとまっていたのでご興味ある方はどうかご覧になって頂きたい。この三橋さんという方は既にネットでは有名人でyoutubeで探せば何件もヒットする。

TPP亡国論

これをご覧になればわかるかと思うが、TPPはアメリカの国益を目指し、日本を誘い込むための罠と言って何ら差し支えないと僕は思うようになった。

つまり今現在TPP推進と主張されている方は親米保守というくくりで何ら問題無いとも思える。ところが今日のいつも見ているサイトではこんな記事が掲載されていた。

天木直人のブログ

これは非常に重要な指摘で、この記事では民主党も自民党も既存の政党は駄目だと中国の要人の言葉を借りながら天木先生がおっしゃっている事になる。

だが、ここが肝心だがその今世間で持て囃されている橋下氏はTPP推進を公然と主張している。それは中国にとっては不利益である筈なのだ。中国にとって理想とすべきは、鳩山元首相や小沢一郎氏が目指した東アジア共同体や日中米の三角外交。これらの施策で、決して日本が対米隷属一辺倒になる事を望んでいない筈なのだ。

そして

アメリカにとっての悪夢もまさに日本が物を言うようになる事で、鳩山元総理が退陣に追い込まれたのも、小沢一郎氏が検察の無理筋捜査を受けた事も実はこの二人が目指した世界が米国にとっての不利益だったからだと僕は思っている。

今、野田総理を退陣に追い込む世論も野党の攻勢も勢いがまるでない。これは野田総理がTPPにしても原発にしても、そして消費増税にしてもアメリカの意向を忠実に再現しようと取り組んでいるからで、それを邪魔だてするマスメディアの大きなうねりも現状見てとれない。それはアメリカにとっての国益を、いやアメリカの願いを叶える総理だからである。

果たしてこれで我が国は独立国と言えるのだろうか?と僕は思うのである。実際に僕はこういった裏の動きが透けて見えてしまうと

「こんな状態で独立国と言える訳ないじゃん。」

と泣けてくるのである。国益を目指すと宣言する総理は簡単に首が挿げ替えられるのがこの国の実情なのだ。

さて橋下氏に戻ってみれば橋下氏はTPP推進に賛意を示している。それはアメリカに喧嘩を売っても自分のやりたい事は出来ない。多少の日本にとっての不利益(TPP参加)は目をつむり、他のやり方でやりたい事(教育改革等)をやろうとしているのか、それとも親米保守の方に取り込まれてしまっているのかが現状では判断がつかない。僕は以前に本ブログで、決められない民主主義はこの危機的状況では国家としての役割を果たせず、危機的状況では独裁と揶揄されようとも決断出来る政治に期待したいという思いは勿論今でもある。

だがこのTPP参加だけは国体を揺るがすとてもじゃないが看過出来ない重要な事柄だと思う。

何度でも言うが食料自給率を上げる事が喫緊の国家としての課題であると僕は思っている。だがもしもTPPに参加した場合にはそれが真逆の方向に進んでしまう可能性がある事を僕は恐れている。そして今後の人口爆発を見据え食料を国内で賄える体制の整備こそが国益だと思えるのだ。

この様に食糧安保だけを考えればTPP参加は検討するにも値しない。だが安全保障は食料だけでなく、軍事的側面も考慮して政策を決定する必要がある。宗主国の機嫌を損ねて日本が単独で日本国国民の生活を守れるか?そこを問い詰められればNOと言わざるを得ない。今日本は朝鮮半島、中国、そしてロシアと領土問題を争っている。それに抗う為にアメリカは必要無いのですか?と聞かれれば返事に窮する。だが実際にその三国と領土をめぐって紛争になったとして果たしてアメリカは日本を助けるか?と聞かれれば識者の言葉を借りればそれもNOとなってしまう。つまりアメリカを頼ってもアメリカとしてもその三カ国と争う事は決して得策だとは僕が見ても思えない。つまりアメリカはいざとなったら茶を濁す可能性を考慮すれば僕らは自主防衛という選択肢を選ぶ必要性も出てくる。こういった大きな流れを僕らはみなくてはいけないと思うのだ。だが少なくとも宗主国であるアメリカはどうやって日本の富をかすめとってやろうか?これを虎視眈々と狙っている事は紛れのない事実だろう。

国益の主張出来ない国、それが我が国日本である。そんな独立国は僕は日本以外に知らない…。

Comment






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://opteriaglassias.blog92.fc2.com/tb.php/2212-18822536

この記事にトラックバック(FC2Blog User)

Home

眼鏡屋の店長のブログです。

初めていらした方は、最初に僕の【プロフィール】を見ていただくと僕のスタンスが分かるかと思います。

また業界用語が数多く出てきますので、その場合は【次論公論用語解説】をご参照下さい。

ちなみに【グラシアス文庫】では小説も書いてるよ!!!

ランキング参加しています。
良かったらクリックお願いします。

グラシアスの店長

FC2ブログランキング

カテゴリー



最近のコメント

月別アーカイブ

2017年 08月 【13件】
2017年 07月 【18件】
2017年 06月 【25件】
2017年 05月 【26件】
2017年 04月 【21件】
2017年 03月 【23件】
2017年 02月 【20件】
2017年 01月 【19件】
2016年 12月 【28件】
2016年 11月 【24件】
2016年 10月 【22件】
2016年 09月 【21件】
2016年 08月 【21件】
2016年 07月 【6件】
2016年 06月 【11件】
2016年 05月 【12件】
2016年 04月 【5件】
2016年 03月 【7件】
2016年 02月 【4件】
2016年 01月 【4件】
2015年 12月 【15件】
2015年 11月 【17件】
2015年 10月 【10件】
2015年 09月 【15件】
2015年 08月 【22件】
2015年 07月 【14件】
2015年 06月 【6件】
2015年 05月 【13件】
2015年 04月 【3件】
2015年 03月 【13件】
2015年 02月 【15件】
2015年 01月 【11件】
2014年 12月 【20件】
2014年 11月 【16件】
2014年 10月 【12件】
2014年 09月 【9件】
2014年 08月 【26件】
2014年 07月 【28件】
2014年 06月 【33件】
2014年 05月 【33件】
2014年 04月 【32件】
2014年 03月 【32件】
2014年 02月 【29件】
2014年 01月 【32件】
2013年 12月 【38件】
2013年 11月 【34件】
2013年 10月 【33件】
2013年 09月 【30件】
2013年 08月 【36件】
2013年 07月 【33件】
2013年 06月 【29件】
2013年 05月 【31件】
2013年 04月 【25件】
2013年 03月 【30件】
2013年 02月 【24件】
2013年 01月 【26件】
2012年 12月 【29件】
2012年 11月 【39件】
2012年 10月 【42件】
2012年 09月 【31件】
2012年 08月 【39件】
2012年 07月 【37件】
2012年 06月 【32件】
2012年 05月 【26件】
2012年 04月 【47件】
2012年 03月 【39件】
2012年 02月 【42件】
2012年 01月 【45件】
2011年 12月 【48件】
2011年 11月 【41件】
2011年 10月 【58件】
2011年 09月 【47件】
2011年 08月 【44件】
2011年 07月 【52件】
2011年 06月 【44件】
2011年 05月 【49件】
2011年 04月 【44件】
2011年 03月 【57件】
2011年 02月 【47件】
2011年 01月 【47件】
2010年 12月 【44件】
2010年 11月 【49件】
2010年 10月 【59件】
2010年 09月 【28件】
2010年 08月 【28件】
2010年 07月 【29件】
2010年 06月 【25件】
2010年 05月 【24件】
2010年 04月 【30件】
2010年 03月 【29件】
2010年 02月 【29件】
2010年 01月 【29件】
2009年 12月 【29件】
2009年 11月 【32件】
2009年 10月 【37件】
2009年 09月 【30件】
2009年 08月 【30件】
2009年 07月 【26件】
2009年 06月 【33件】
2009年 05月 【32件】
2009年 04月 【28件】
2009年 03月 【31件】
2009年 02月 【28件】
2009年 01月 【30件】
2008年 12月 【31件】
2008年 11月 【29件】
2008年 10月 【31件】
2008年 09月 【28件】
2008年 08月 【24件】
2008年 07月 【31件】
2008年 06月 【24件】
2008年 05月 【32件】
2008年 04月 【27件】
2008年 03月 【27件】
2008年 02月 【28件】
2008年 01月 【29件】
2007年 12月 【26件】
2007年 11月 【27件】
2007年 10月 【35件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【27件】
2007年 07月 【32件】
2007年 06月 【32件】
2007年 05月 【31件】
2007年 04月 【26件】
2007年 03月 【32件】
2007年 02月 【18件】
2006年 03月 【1件】
2005年 03月 【1件】
2004年 03月 【1件】

最近の記事

アンケートコーナー

ブログ内検索

プリズム次郎の用語解説


リンク

アクセスカウンター

最近のトラックバック

RSSフィード

ブロとも申請フォーム