次論公論
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今日は久々に堅苦しい検査のお話しだ。僕は本ブログでこういったご報告をする事で業界に一石を投じたい。単純にそれだけを当初の目的としている。素人眼鏡屋が両眼視にこだわり、プリズムという度数をご来店のお客様に対して半数以上入れて評判になっている。
こうなれれば本望だが、残念ながらグラシアスの現状は事業の継続に困る訳でもなく、年々売り上げは微増しているものの、会社の経営としては僕の望んだ様に大きな並も無く推移している。
だが僕は業界の改革なんて大風呂敷を広げている。その改革の実現の為にはこのお店が業界内でも噂になる程の成功体験が検査法の普及なんて壮大な目標を掲げた際には必要だし、それが一番の普及への近道だろう。
お店の経営としては地道に堅実な経営を心掛けたい。
業界の改革の為にはどこかで多少無理してでも売り上げを急上昇させるポイントを作りたい。
僕はこの二つの目標の狭間で思い悩んでいたりもするのだ。
いつもの様に前置きは長くなってしまったが、そんな僕が本ブログで僕の検査の事例を報告するのにはその二つの目標双方に合致していると思っているから報告させて頂いている。
そして何度もこのブログではお伝えしているが、ここで僕が言っている事は全て、結論ではなく、報告だという事だ。
願わくば、僕の報告を叩き台にして議論する場があるのが一番望ましいと思っている。残念ながらそういった場にはまだ巡り合えていないのだが、それも機が熟せばきっとご縁があるだろうくらいにぼんやり思っている。
ではいつまでも長々と言い訳していてもしょうがないので報告させて頂く。
今回ご紹介する事例のA様(仮称 男性 41才)は中度の近視に多少の乱視をお持ちの目で、PCを一日10時間以上、ノートPCで距離は45㌢に設定し17インチのノートにしては大き目な画面のPCをお使いだった。
そんなA様がご来店時に掛けていた眼鏡は過矯正の眼鏡、つまり本来ご自分が持っている近視よりも強い度数の眼鏡をお使いだった。視力はその眼鏡を掛けて
1.2
まで出ている。僕は常々本ブログで言っている事は目的距離と焦点距離を使い分けした方が疲労も少なく、集中力が増します。つまりケアレスミスも減るし作業効率が上がるという事ですよ。
と次論を述べてきた。皆さんのイメージでは近く用に度数を入れ替えるのはお年を召して老眼になってから、そう考える方の方が多数だろう。中には度が違う眼鏡を掛けかえると違和感の原因になってしまう。こう思っている方も少なからずいらっしゃる。それはその通りだ。だが掛け替えにも必ず慣れる。慣れてしまえば後は快適に装用して頂けると僕は思っている。
だが少なくともグラシアスでは20代であろうとPCのへヴィユーザーの方には遠、近の使い分けを推奨している。
実際に近視は従来の眼鏡迄落とし、そして眼位は
フォロプターでBO7.5D
偏光板でもBO2D
所謂内斜位という奴だが、それでは僕はこの方にどんな眼鏡を作ったのだろう?
簡単に言えば
近視の度数を落として遠見の視力を出なくして、更にプリズムを入れる。その度数はBIに1Dづつ左右の目に入れた。これで過矯正の緊張癖を取り除き、そして本来のずれであるBI側にずれる様な余裕を持たせる環境の整備をした。
だがこれで終わりではなく、次はどんなステップが待っているかと言えば、今度は近視の度数が変化する事があるのでそのケアが必要だと思う。ここは予想するしかないが、数年後にレンズ交換に来るとこのA様の目は
0.5
しかこの眼鏡を掛けても視力が出ない筈だが、それが上手くいけば、
0.7場合によっては0.8まで視力が出る様になっている。
敢えてここで回復という言葉を使わなかったが、僕のイメージでは回復ではなく、ただ単に緊張がとれただけの話なのだ。そうすると次のステップで何をやるか?
今度はまた視力を落として
0.5
迄の度数を探り作り直す。これを繰り返すと近視はまた減り、視力は戻る。これを繰り返す事で近視が減っていくかの様に変化する方がいる。A様がこれに該当するかは分からないが、こういったケースではグラシアスでは近視が減る方向に変化する方が、相当数いらっしゃる事をご報告したい。
世間の常識では近視になったら戻らない。
これが常識かもしれないが、僕の中での常識はヴァイオリズムの有る人の体が常に一定の近視量である筈が無い。つまり減らすも増やすも本人の視生活に対する取り組みと眼鏡の度数次第というのが僕の現時点での見解だ。
少なくとも今日のブログで言いたい事は近視+内斜位の組み合わせは疑うべきで、どうやったらその緊張を外せるか?それが今の僕のメガネ作りの大きなテーマとなっている。
このご報告がどこかのお店の
どなたかのお役に立ちますように
プリズム滋郎より
登録店の皆さまへ~いつものサイトに今日の度数データーを挙げておきますのでご興味がございましたらご覧になってください。またその記事の中のコメント欄にご質問等は遠慮なくお願い致します。
こうなれれば本望だが、残念ながらグラシアスの現状は事業の継続に困る訳でもなく、年々売り上げは微増しているものの、会社の経営としては僕の望んだ様に大きな並も無く推移している。
だが僕は業界の改革なんて大風呂敷を広げている。その改革の実現の為にはこのお店が業界内でも噂になる程の成功体験が検査法の普及なんて壮大な目標を掲げた際には必要だし、それが一番の普及への近道だろう。
お店の経営としては地道に堅実な経営を心掛けたい。
業界の改革の為にはどこかで多少無理してでも売り上げを急上昇させるポイントを作りたい。
僕はこの二つの目標の狭間で思い悩んでいたりもするのだ。
いつもの様に前置きは長くなってしまったが、そんな僕が本ブログで僕の検査の事例を報告するのにはその二つの目標双方に合致していると思っているから報告させて頂いている。
そして何度もこのブログではお伝えしているが、ここで僕が言っている事は全て、結論ではなく、報告だという事だ。
願わくば、僕の報告を叩き台にして議論する場があるのが一番望ましいと思っている。残念ながらそういった場にはまだ巡り合えていないのだが、それも機が熟せばきっとご縁があるだろうくらいにぼんやり思っている。
ではいつまでも長々と言い訳していてもしょうがないので報告させて頂く。
今回ご紹介する事例のA様(仮称 男性 41才)は中度の近視に多少の乱視をお持ちの目で、PCを一日10時間以上、ノートPCで距離は45㌢に設定し17インチのノートにしては大き目な画面のPCをお使いだった。
そんなA様がご来店時に掛けていた眼鏡は過矯正の眼鏡、つまり本来ご自分が持っている近視よりも強い度数の眼鏡をお使いだった。視力はその眼鏡を掛けて
1.2
まで出ている。僕は常々本ブログで言っている事は目的距離と焦点距離を使い分けした方が疲労も少なく、集中力が増します。つまりケアレスミスも減るし作業効率が上がるという事ですよ。
と次論を述べてきた。皆さんのイメージでは近く用に度数を入れ替えるのはお年を召して老眼になってから、そう考える方の方が多数だろう。中には度が違う眼鏡を掛けかえると違和感の原因になってしまう。こう思っている方も少なからずいらっしゃる。それはその通りだ。だが掛け替えにも必ず慣れる。慣れてしまえば後は快適に装用して頂けると僕は思っている。
だが少なくともグラシアスでは20代であろうとPCのへヴィユーザーの方には遠、近の使い分けを推奨している。
実際に近視は従来の眼鏡迄落とし、そして眼位は
フォロプターでBO7.5D
偏光板でもBO2D
所謂内斜位という奴だが、それでは僕はこの方にどんな眼鏡を作ったのだろう?
簡単に言えば
近視の度数を落として遠見の視力を出なくして、更にプリズムを入れる。その度数はBIに1Dづつ左右の目に入れた。これで過矯正の緊張癖を取り除き、そして本来のずれであるBI側にずれる様な余裕を持たせる環境の整備をした。
だがこれで終わりではなく、次はどんなステップが待っているかと言えば、今度は近視の度数が変化する事があるのでそのケアが必要だと思う。ここは予想するしかないが、数年後にレンズ交換に来るとこのA様の目は
0.5
しかこの眼鏡を掛けても視力が出ない筈だが、それが上手くいけば、
0.7場合によっては0.8まで視力が出る様になっている。
敢えてここで回復という言葉を使わなかったが、僕のイメージでは回復ではなく、ただ単に緊張がとれただけの話なのだ。そうすると次のステップで何をやるか?
今度はまた視力を落として
0.5
迄の度数を探り作り直す。これを繰り返すと近視はまた減り、視力は戻る。これを繰り返す事で近視が減っていくかの様に変化する方がいる。A様がこれに該当するかは分からないが、こういったケースではグラシアスでは近視が減る方向に変化する方が、相当数いらっしゃる事をご報告したい。
世間の常識では近視になったら戻らない。
これが常識かもしれないが、僕の中での常識はヴァイオリズムの有る人の体が常に一定の近視量である筈が無い。つまり減らすも増やすも本人の視生活に対する取り組みと眼鏡の度数次第というのが僕の現時点での見解だ。
少なくとも今日のブログで言いたい事は近視+内斜位の組み合わせは疑うべきで、どうやったらその緊張を外せるか?それが今の僕のメガネ作りの大きなテーマとなっている。
このご報告がどこかのお店の
どなたかのお役に立ちますように
プリズム滋郎より
登録店の皆さまへ~いつものサイトに今日の度数データーを挙げておきますのでご興味がございましたらご覧になってください。またその記事の中のコメント欄にご質問等は遠慮なくお願い致します。
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2012.12.04 08:47