次論公論

 
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久々の更新で申し訳なく思う。

最近更新意欲が湧いて来ない。僕は直観を信じ、インスピレーションを食べて育まれてきた種族だから、上から何も降りて来ない状況では正直お手上げというのが近況の僕だ。

だが今日のタイトルにした記事をバス通勤で見た時にはご報告しなきゃとスッと思えたので今日は久々にキーをタイプしてみる。

この記事は連載するらしいのだが「FUJI SANKEI BUSINESS I」という新聞をアイフォンのアプリでバス通勤の時にはチェックする様にしているのだが、その中の大見出しでこううたってあった。

「進化を続ける眼科治療」

更に第一回 ReleX SMILE(リレックス・スマイル 以下リレックス)

と記してある。今日から三回のレポートになるらしい。

まず冒頭の一文から突っ込みたくなるのだが、引用してご紹介したい。

(4/12付 FUJI SANKEI BUSINESS I 11面より引用始め)日本人の約3分の1が罹患しているといわれる近視や、物が二重に見えたり、ゆがんで見える乱視の治療に有効な屈折矯正手術として、「レーシック」が脚光を浴びている。(引用終わり)

この書いた記者さんが勉強不足だとしても、この記事の取材を受けたお医者様が

近視=罹患(病気にかかること。例~コレラに罹患する。)

と言い切ってしまっている事に僕は大きな違和感を覚える。僕は医学を正式に勉強した訳ではないので、言い切る事は危険だが、不勉強な医者が自身の利益の為に国民を誤誘導するかの様な言葉使いは感心出来ないと思う。リレックスという新しい治療法がレーシックより簡便かつ安全でという情報を伝えたいのであれば、それは正しい知識を与えた上で、堂々と宣伝すれば良い。

僕が何をこんなに憤っているのか、一般の方には訳が分からないかもしれないが、何を言いたいかというと、

僕は近視=悪なのか?という記事で、近視は環境に適応しようとして体が変化しているので有って、それを安直に害悪と判断し度が進んでは更に度を強くしている選択が、近視大国と言われる日本の現状を意図的であろうとなかろうと作りだしている可能性を指摘している。

PCが仕事だけでなくスマフォやタブレットも含めれば生活にも切って離せないライフスタイルの大きな変化が現状もしも有るのなら、僕はその現代の生活に合わせた眼の環境整備の手法があるのではないか?と問題提起している。

このお医者様は近視を病気だと言って恐怖心をあおり、遠くまで見える環境整備が国民の福祉に合致していると思っているのかもしれないが、少なくとも僕は違う。多少であれば遠くが見えない環境の方が現代という時代に適しているとうったえているのだ。

長くなりそうなので次へ進む。ともかくここで言いたいのは近視による視力低下を単純に害悪とは思わないで欲しいという眼鏡屋が居るという事と、視力は良くても両眼視機能はまるで駄目という方が確実にいらっしゃるという事。つまり視力で眼の機能の全ては測れないという事。ここまではどうか覚えていて欲しい。

リレックスという治療法が革新的でリスクの少ない近視矯正手術なのかどうかは僕は知らない。だがレーシックがひところの勢いが無くなりつつ今、新たな食い扶持を眼科医が探している臭いがぷんぷんするのは間違いない。ここで一言、眼科医の中でもレーシックやリレックスの様な角膜をレーザーでカットして屈折量の調整をする手術に否定的な方も確実に居るという事も一般の方はどうか覚えていて欲しい。

そしてこの記事の中ではこんな様に書いてある。

(引用始め)レーシックでは、レーザーでフラップを形成する際、眼球内の知覚神経も切断してしまうため、目が乾いても涙を出す指令がうまく伝わらず、手術後にドライアイが起きやすくなる。だがリレックスはレーシックに比べて切開幅が約8割も少なく、知覚神経を傷つけにくいめ、ドライアイの発生が圧倒的に抑えられる。(引用終わり)

ここでの突っ込みどころは

①知覚神経を切断するリスクをしっかり手術前に説明しているのかどうか

②万一知覚神経が上手く復元出来ずに不具合が体に起こるとするのなら、そのリスクはドライアイだけであるかの様にリスクを矮小化している事。

③更に、そういった不具合の起こる確立を医者が把握しているのかどうか

④把握しているのなら、その確立を前もって説明するべきだが、その説明が圧倒的に不十分である事。

⑤そしてリレックスもおよそ3mm切開創を作るとあるが、いくら狭いカット幅でも知覚神経を傷つける可能性がゼロではない事。

この様に突っ込みどころ満載になっている。僕はレーシックに是も非も無い、その根拠に乏しいと茶を濁してきたが、このように医者の口から

レーシックが知覚神経を傷つけると断言されているのであれば、堂々と止めた方が良いと今後は言える。

では新たなリレックスが今後どのように展開していくのかは見守りたい。

だが眼鏡にしろ、コンタクトにしろ、レーシックにしても、そのどれもが僕は1.2や1.5が当たり前という現状を眼鏡士や眼科医の意識改革させる必要があるという以前からの見解はいささかもぶれがない。普段の生活パターンに合わせた適正な度数がある。そのスタイルに合わせた提案を僕らはするべきだと思うのだ。

そしてそれの一例が分かり易いとは思うがPC用メガネだという事だ。

今後もライフワーク何て偉そうな事を言っているがその僕の仕事は大きく言えばこんな事だ。

現在の日本人の常識=遠くが良く見える目やメガネが良い状態。

これを

新たな常識=生活スタイルに合わせた適正な視力がある。また視力が良くとも目が健全に機能していない事があり、それを矯正する必要がある。

この様に常識をひっくり返さなくてはいけないのだから、何とやりがいの有る仕事だろう。

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