次論公論

 
05
 
ためしてガッテン公式サイト

昨日NHKの試してガッテンで隠れ斜視と銘打ち、眼のずれによる体の不具合、その危険性に警鐘を鳴らす番組が放送された。以前に本当は怖い過程の医学でも田町の梶田先生がその危険性を指摘しておられたが、今回もそうなのだろうか?

ちょっとYoutubeに検索しに行って来ます。



僕の検索スキルが足らないのか、まだその動画は引っかからないようです。

ちなみにプリズムレンズってなんじゃい!?という方が世間では圧倒的多数である筈なのだが、どっこい、ここで僕が指摘しなくてはいけないのは、眼鏡屋や眼科医でもそのプリズムレンズの度数決定に精通されている方々はほんの一握りと言ってなんら差し支えない。

にも関わらずNHKのサイト内にはこんな記述があった。

(公式HPより転載開始)隠れ斜視の治療は、手術とプリズムメガネの2つがあります。目の筋肉の位置をズラすことで目の向きを治す手術は、局部麻酔ででき、日帰りできることもあり、費用は、保険適用で3万円~5万円ほどです。プリズムメガネは、目に入る光の角度を変えて、脳の働きを補助することで、疲れ目を軽減させます。一般的に普通のメガネ代
プラス0円~5,000円ほどで作ることができます。プリズムメガネを作るには、眼科に相談してください。プリズムメガネによって目の疲れが軽減するか検査し、有効であれば処方箋が出るので、それをメガネ屋さんに持っていけば作ることができます。(転載終了)

突っ込みどころが満載なので、一つ一つ解説したいが、その前に僕が以前(相当前)に本ブログで解説したプリズムレンズについてご一読頂けるとより理解が深まるのだと思うので、ご紹介したい。

プリズムレンズ解説

では上記のNHKからの転載記事に関して解説したい。

①隠れ斜視の治療は、解説=隠れ斜視を斜位と僕ら眼鏡屋は呼んでいる。消費者にとって呼称はどうでも良いかもしれないが、隠れ斜視を治療とはいかがなものか?お医者様だからこういった言葉を使えるのだとは思うが、僕に言わせれば多少の眼のずれであればどなたにでもある。そんな人本来の筋肉バランスのずれを斜位とするならば、それに対して治療という言葉を使う事に違和感を覚えるというコメントにここでは留める。少なくとも近視の眼を病気だと言っている方は少数派だとは思うが、斜位も人本来誰もに存在する筋肉バランスのずれ、揺らぎと言っても良いだろう。

②プリズムメガネを作るには、眼科に相談してください。解説=以前の記事でも説明したが、プリズムメガネを作る事自体は特に特別なメガネ屋さんに行かなくてもたいてい出来る。そこは嘘じゃない、だが度数決定に関しては斜位(隠れ斜視)に精通している眼科医か眼鏡店でなければそもそもレンズを発注する為の度数決定すら出来ない。一番怖いのは消費者が眼科ならどこでも良いのかと近所の掛かりつけの眼科に相談しにいく。するとプリズムレンズなんて斜視(隠れていない斜視)の矯正以外に入れる必要なんてある筈も無い、なんて眼科医に掛かれば当然

「あなたは斜視でも無いのですからプリズムなんて必要ありません。」

と斜位の存在すら否定されるのがおちで、それは両眼視に精通していない眼鏡店に相談に言っても同様だろう。またここは私見ではあるが、プリズムレンズの処方実績という意味で眼鏡店を考慮すれは両眼視機能検査で検索する事を推奨するが、そこにも二つの派閥が存在する。一方はアメリカ式の検査理論をベースにする方々、もう一方はドイツ式を基準に検査している。今回の番組ではこの斜位の矯正には手術とプリズムレンズと二つの治療法(?)があると説明したそうだが、実はもう一つ、トレーニングという概念と矯正法がある事もお知らせしたい。そして前述したアメリカ式ベースの方はこのトレーニングという手法に精通している。そしてプリズムレンズに頼らないで済むなら極力頼らないで済む対策を探しトレーニングをお勧めされる。ここもプリズムレンズを場合によっては否定する事があるという事だ。一方、ドイツ式ベースで検査をしている方々は日本では少数派だが、その方々はアメリカ式ベースの方々よりもぐっとプリズムレンズに精通していると言えるが一方、トレーニングには否定的な方が多い。では君は?と聞かれたら?

僕はアメリカ式+ドイツ式のハイブリッドで日本発の新しい検査理論を構築しようと提言している。ちなみにうちのお店ではトレーニングが必要と判断すればトレーニングシートをお渡しして、更にメガネには100人のうち73%プリズム度数を入れて作成している。この73%が正解で絶対値なのか?これには多いに議論の余地があるという僕の見解も公正にという意味でお伝えさせて頂く、アメリカ式の方々のプリズム処方比率は20%程度、レンズメーカーの出荷数ベースのプリズムレンズ処方比率は2~3%。つまりこれだけ解釈の余地がある事だという程度にあのテレビを見るべきだと僕は正直思う。


隠れ斜視解説記事
隠れ斜視解説記事-2
隠れ斜視解説記事-3

隠れ斜視については以前の解説記事をご覧になって頂くと更に理解が深まるのではなかろうか?

ともかく、僕は両眼視機能検査を、プリズムレンズの有用性を世間に広め、いつの日か全国民がそのケアを受けられる体制を整備するのが究極的な目標でもあるので、色々言ってきたがこういってNHKというメディアに取り上げて頂けるという事は有難いとは思っている。

ここで言い訳を一つ、僕に有った事が無い人が、プリズム滋郎(僕のネットでの名前)は何でもかんでもプリズムで治る。こう思ってらしいぜと揶揄する人がいる。それに対して黙っていてもそれを認める事になってしまうのでここできっちり反論しておく。

僕は先ほど述べたが、プリズムレンズのプラスの効果をしっかり業界内外に報せる広報マンだと自覚している。その為にプリズムレンズで頭痛が改善した等、本ブログで記事にしている。それは今までの業界が僕に言わせればあまりにもアンチプリズムだったが故である。だからそのプラスの効果を宣伝しているに過ぎない。

また何でもかんでも安直にプリズムを入れて、疾病の発見を遅らせる可能性を指摘し、僕を馬鹿にする人もいる。だがグラシアスで体の不具合を訴え、いらっしゃる方の多くは、多くの病院、多くの科をたらいまわしにされて、どうしようもなくなってうちにいらっしゃる方が多い。一例を挙げてみる。頭痛で言えば、当然脳の専門医に診てもらってMRIでも異常なし、では痛み止めをだしておきます。とそこで終わっているのである。既存の医療で救えない方々に何とかして僕でお力になれる事はないか?と自信はありませんが試してみますか?とプリズムを入れてみると驚くべき結果になったという事で、例えば、頭痛でお悩みのお客様が真っ先にグラシアスに来たのであれば僕はこう促す。

「順番が間違っています。病院で専門医に診て貰って異常も無く、痛みどめ等の薬以外対策が無かった場合、そうしたらうちに来て下さい。」と案内している。

安直にプリズムで「治療」という言葉を使う事にも違和感があるが、それ以上にお医者様との連携の必要性も強く感じているのだ。

最後にプリズムレンズを使った場合のデメリットって?疑問に思われた方もいらっしゃると思うので簡易に説明しておく。

①単純に購入価格が高くなります。お店によって価格が違うのでお近くのお店に問い合わせてください。

②プリズムレンズには依存性があります。その為、僕は薬だと思って掛けて下さいと言う事が多いのです。そしてその依存度はプリズムレンズの度数の強さに比例します。つまり大きなずれの有る方がプリズムレンズを掛けるとプリズムレンズ無の状態では頭痛や肩こり等が強く出るケースがあります。ですから僕が強くプリズムを入れようと思った場合にはお客様に掛けっぱなしにする覚悟はありますか?と意思の確認を必ずします。度を強めれば強める程にご本人の理解が必要になるのです。

③コンタクトとの兼用は?コンタクトは構造上プリズムレンズが入りません。その為、コンタクトとプリズムが入った眼鏡の兼用も不可能ではありませんが、その快適性もプリズム度数の強さに反比例して落ちていくのです。

④既存のメガネとの兼用は?上記の説明と同様にお勧めは全てのメガネにプリズムを入れる事をお勧めしておきます。

 このご報告がどこかのお店の

   どなたかのお役に立ちますように。

                プリズム滋郎より。

Comment

2015.10.19 Mon 19:25  |  

コメント有難うございます。少しでもお役にたてて何よりです。またその後も教えて頂けると有難いです。では斜視専門外来で素晴らし出会いが有りますようにm(__)m
  • #-
  • グラシアスの店長さん
  • URL
  • Edit

2015.10.08 Thu 05:32  |  あの...お、お・役に立ちました

なあんてレベルじゃない、手術もしないでプリズムレンズもなしで隠れ斜視が軽快しちゃうくらい役に立ちました...ほんとうにありがとうございます、プリズム滋郎さん、おかげさまで頭が斜視になって・ほとほとことん困っていたのに、それも一挙に正常復帰確実です。

いや失礼、ひとりではしゃぎ繰るって・たいへん失礼しました。「隠れ斜視ときどきコピーライター」のtakanowaと申します。実は、自分にとって都合のよいとこだけ...ほんの数行に救われて、それでもなんとなく滋郎さんのイメージだけはつかめる程度にはblog内を飛んでみたのですが、まったく全体像を掴めていません。本来なら、こんなレベルでコメントいれるべきではないのは重々承知していますが、とりあえず、ほんとうに・とりあえず、謝意...斜位でshyなtakanowaの感謝のきもちだけは、どうしても滋郎さんにお伝えしたくて、こんな長文になってました。

また改めて・お邪魔させていただきます...実は今日の午後、斜視専門外来の初診なんです。本来なら7年前に・そうなって然るべきなのに、初めて・おれの隠れ斜視を診たxx眼科医が治療放棄して心療内科なんぞに振ったもんだから長...いや、それこそ、また長くなる...

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://opteriaglassias.blog92.fc2.com/tb.php/3042-a4870454

この記事にトラックバック(FC2Blog User)

Home

眼鏡屋の店長のブログです。

初めていらした方は、最初に僕の【プロフィール】を見ていただくと僕のスタンスが分かるかと思います。

また業界用語が数多く出てきますので、その場合は【次論公論用語解説】をご参照下さい。

ちなみに【グラシアス文庫】では小説も書いてるよ!!!

ランキング参加しています。
良かったらクリックお願いします。

グラシアスの店長

FC2ブログランキング

カテゴリー



最近のコメント

月別アーカイブ

2017年 05月 【20件】
2017年 04月 【21件】
2017年 03月 【23件】
2017年 02月 【20件】
2017年 01月 【19件】
2016年 12月 【28件】
2016年 11月 【24件】
2016年 10月 【22件】
2016年 09月 【21件】
2016年 08月 【21件】
2016年 07月 【6件】
2016年 06月 【11件】
2016年 05月 【12件】
2016年 04月 【5件】
2016年 03月 【7件】
2016年 02月 【4件】
2016年 01月 【4件】
2015年 12月 【15件】
2015年 11月 【17件】
2015年 10月 【10件】
2015年 09月 【15件】
2015年 08月 【22件】
2015年 07月 【14件】
2015年 06月 【6件】
2015年 05月 【13件】
2015年 04月 【3件】
2015年 03月 【13件】
2015年 02月 【15件】
2015年 01月 【11件】
2014年 12月 【20件】
2014年 11月 【16件】
2014年 10月 【12件】
2014年 09月 【9件】
2014年 08月 【26件】
2014年 07月 【28件】
2014年 06月 【33件】
2014年 05月 【33件】
2014年 04月 【32件】
2014年 03月 【32件】
2014年 02月 【29件】
2014年 01月 【32件】
2013年 12月 【38件】
2013年 11月 【34件】
2013年 10月 【33件】
2013年 09月 【30件】
2013年 08月 【36件】
2013年 07月 【33件】
2013年 06月 【29件】
2013年 05月 【31件】
2013年 04月 【25件】
2013年 03月 【30件】
2013年 02月 【24件】
2013年 01月 【26件】
2012年 12月 【29件】
2012年 11月 【39件】
2012年 10月 【42件】
2012年 09月 【31件】
2012年 08月 【39件】
2012年 07月 【37件】
2012年 06月 【32件】
2012年 05月 【26件】
2012年 04月 【47件】
2012年 03月 【39件】
2012年 02月 【42件】
2012年 01月 【45件】
2011年 12月 【48件】
2011年 11月 【41件】
2011年 10月 【58件】
2011年 09月 【47件】
2011年 08月 【44件】
2011年 07月 【52件】
2011年 06月 【44件】
2011年 05月 【49件】
2011年 04月 【44件】
2011年 03月 【57件】
2011年 02月 【47件】
2011年 01月 【47件】
2010年 12月 【44件】
2010年 11月 【49件】
2010年 10月 【59件】
2010年 09月 【28件】
2010年 08月 【28件】
2010年 07月 【29件】
2010年 06月 【25件】
2010年 05月 【24件】
2010年 04月 【30件】
2010年 03月 【29件】
2010年 02月 【29件】
2010年 01月 【29件】
2009年 12月 【29件】
2009年 11月 【32件】
2009年 10月 【37件】
2009年 09月 【30件】
2009年 08月 【30件】
2009年 07月 【26件】
2009年 06月 【33件】
2009年 05月 【32件】
2009年 04月 【28件】
2009年 03月 【31件】
2009年 02月 【28件】
2009年 01月 【30件】
2008年 12月 【31件】
2008年 11月 【29件】
2008年 10月 【31件】
2008年 09月 【28件】
2008年 08月 【24件】
2008年 07月 【31件】
2008年 06月 【24件】
2008年 05月 【32件】
2008年 04月 【27件】
2008年 03月 【27件】
2008年 02月 【28件】
2008年 01月 【29件】
2007年 12月 【26件】
2007年 11月 【27件】
2007年 10月 【35件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【27件】
2007年 07月 【32件】
2007年 06月 【32件】
2007年 05月 【31件】
2007年 04月 【26件】
2007年 03月 【32件】
2007年 02月 【18件】
2006年 03月 【1件】
2005年 03月 【1件】
2004年 03月 【1件】

最近の記事

アンケートコーナー

ブログ内検索

プリズム次郎の用語解説


リンク

アクセスカウンター

最近のトラックバック

RSSフィード

ブロとも申請フォーム