FC2ブログ

次論公論

 
12
 
僕は以前から疑問を感じていた。最近眼鏡特集の雑誌記事って増えたよな~、でも商品紹介でフレームやそのデザイナーの想いいれにはボリュームを割いても、眼鏡本来の機能という物にはなかなかスポットが当たらないなと。ならばと世界文化社さんにご協力いただいて今回は眼鏡を機能させるとは?というお題で2ページ使っていただけました。編集や営業の方、ライターの方など関係者各位にこの場を借りて御礼申し上げます。

そう僕のホームページでも述べていますが、眼鏡はファッションだけでなく、
機能性を兼ね備えて初めて眼鏡になるのです。
それを見えていればOKと片付けてしまうのはあまりにも危険です。
それをお客様は勿論の事、この業界の中にもその危険性を感じている方は少ないのです、
もしくは少数派と言っても良いでしょう。


お客様は価格に見合った代金を商品の代価として支払います。
例えば、フレームはどこでも売っているフレームだとしましょう。
所が店を変えるだけでその道具の利便性やその装用者の健康まで
ガラッと変わってしまう事があるのです。それを、どこで作っても一緒だからと
価格だけで選んでしまうと、結局その方が損をしてしまうことがあるのだという事を
せめてこのブログの読者の方にはご理解いただきたいものです。


例えば人ごみが苦手、


例えばエスカレーターの下りが怖い、


例えば人の感情を表情から汲み取れない、


例えば本を読むのが苦手、


こういった方々は一体何の職業に就けば良いのでしょう。
どこに自身の適正を見出すのでしょう?所がこれが視機能の障害に原因があり、
それが眼鏡1本で(場合によっては段階を踏んで矯正する時もありますが。)
治ってしまう場合があるのです。これが僕が眼鏡の機能にこだわり、
両眼視機能検査をする大きな理由でもあります。
その分レンズ代金は多少高くなる場合もありますが、
これはレンズの原価が高いというよりは僕の手間賃だと思ってもらって結構です。
(こんな事暴露してよいのかな?)
ちなみに原価が変わらないのに手間賃を取っている訳でもないのよ。
(なんか言い訳がましくなってきた)
原価に適正な利益と手間賃を乗っけてます、という事です。


この眼鏡の適正な価格の定義というのも難しく、
単純に原価に対していくらと固定出来ない所が定義付けしにくい理由でもあります。
例えば薄型(球面レンズ/屈折率1.60 ハードマルチコート/UV400標準)レンズが
A店では10.500円 B店では21.000円2倍の開きがあったとしましょう。
この2店舗で比較しようと買ってみるとレンズメーカーも一緒だったとする。
するとB店は暴利を取っていると判断されるかもしれない。所が、使ってみると、
B店で買った眼鏡の方が掛け心地が良く、よく見える、なにより疲れない。
とした時、次はどちらで買おうかな?とお客様は困る筈です。
もしかしたら今回はお金が無いからA店、
ボーナス出たら勝負眼鏡はB店でとお店の使い分けもするかもしれません。
よくこういった事はあるかと思いますが、
この価格の差は単純にA店の方がそのレンズメーカーとの取引が深く、
仕入原価が安いのかもしれません。また場合によってはB店の方が仕入金額は安いのに、
自分の技術に自信があり、今まで培った経験で最高の物を提供し続ける為に
しっかり利益をいただくという。プライドの表れかもしれません。
僕の考えではどちらも間違いではありません。ただしもしご予算に余裕があるのであれば、
B店でお買い上げになる方が満足度は高いのではないのでしょうか?
そう本物を作るのには手間が掛かる。その手間に敬意を払うのが日本で言えば、
職人という言葉に表されていると僕は思います。


僕の職人の定義とは



「誰もが出来る単純作業を、誰も真似できない作品として仕上げられる技術を持った人。」
となります。


もう一度その伝統を尊ぶ精神を思い出し、その技術に敬意を払う姿勢を日本人全体で思い返す時期に来ているのではないのでしょうか?


 


職人(しょくにん)とは、自ら身につけた熟練した技術によって、手作業で物を作り出すことを職業とする人のことである。江戸時代の士農工商の「工」にあたる。


産業革命以前には、職人が生産活動の中心となっていた。現在では、手工芸品(特に伝統的工芸品)を作る人や大工左官植木屋などが職人と呼ばれる。歴史的に日本では職人を尊ぶ伝統がある。朝鮮より渡来した陶芸工や鉄器鍛治は士分として遇された。


職人の持つ技術は職人芸とも呼ばれる。


職人気質(しょくにんかたぎ)という言葉がある。これは「自分の技術を探求し、また自信を持ち、金銭や時間的制約などのために自分の意志を曲げたり妥協したりすることを嫌い、納得のいく仕事だけをする傾向」、「いったん引き受けた仕事は利益を度外視してでも技術を尽くして仕上げる傾向」などを指す。日本では、こうした昔気質を持つ職人が高度経済成長期の頃から減少したといわれる。


また、名工の中にはいわゆる人間国宝に認定されたり、叙勲される者もいる。手工芸分野の人間国宝には、日本工芸会の推薦が必要とされている。その他職人に対する大臣表彰や地方自治体表彰などもあるが、すべて本来の優れた職人像とはかけ離れているという異論もある
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Comment






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

http://opteriaglassias.blog92.fc2.com/tb.php/59-477af173

この記事にトラックバック(FC2Blog User)

Home

眼鏡屋の店長のブログです。

初めていらした方は、最初に僕の【プロフィール】を見ていただくと僕のスタンスが分かるかと思います。

また業界用語が数多く出てきますので、その場合は【次論公論用語解説】をご参照下さい。

ちなみに【グラシアス文庫】では小説も書いてるよ!!!

ランキング参加しています。
良かったらクリックお願いします。

グラシアスの店長

FC2ブログランキング

カテゴリー



最近のコメント

月別アーカイブ

2018年 12月 【13件】
2018年 11月 【25件】
2018年 10月 【24件】
2018年 09月 【23件】
2018年 08月 【16件】
2018年 07月 【10件】
2018年 06月 【19件】
2018年 05月 【17件】
2018年 04月 【18件】
2018年 03月 【15件】
2018年 02月 【12件】
2018年 01月 【22件】
2017年 12月 【16件】
2017年 11月 【19件】
2017年 10月 【19件】
2017年 09月 【21件】
2017年 08月 【20件】
2017年 07月 【18件】
2017年 06月 【25件】
2017年 05月 【26件】
2017年 04月 【21件】
2017年 03月 【23件】
2017年 02月 【20件】
2017年 01月 【19件】
2016年 12月 【28件】
2016年 11月 【24件】
2016年 10月 【22件】
2016年 09月 【21件】
2016年 08月 【21件】
2016年 07月 【6件】
2016年 06月 【11件】
2016年 05月 【12件】
2016年 04月 【5件】
2016年 03月 【7件】
2016年 02月 【4件】
2016年 01月 【4件】
2015年 12月 【15件】
2015年 11月 【17件】
2015年 10月 【10件】
2015年 09月 【15件】
2015年 08月 【22件】
2015年 07月 【14件】
2015年 06月 【6件】
2015年 05月 【13件】
2015年 04月 【3件】
2015年 03月 【13件】
2015年 02月 【15件】
2015年 01月 【11件】
2014年 12月 【20件】
2014年 11月 【16件】
2014年 10月 【12件】
2014年 09月 【9件】
2014年 08月 【26件】
2014年 07月 【28件】
2014年 06月 【33件】
2014年 05月 【33件】
2014年 04月 【32件】
2014年 03月 【32件】
2014年 02月 【29件】
2014年 01月 【32件】
2013年 12月 【38件】
2013年 11月 【34件】
2013年 10月 【33件】
2013年 09月 【30件】
2013年 08月 【36件】
2013年 07月 【33件】
2013年 06月 【29件】
2013年 05月 【31件】
2013年 04月 【25件】
2013年 03月 【30件】
2013年 02月 【24件】
2013年 01月 【26件】
2012年 12月 【29件】
2012年 11月 【39件】
2012年 10月 【42件】
2012年 09月 【31件】
2012年 08月 【39件】
2012年 07月 【37件】
2012年 06月 【32件】
2012年 05月 【26件】
2012年 04月 【47件】
2012年 03月 【39件】
2012年 02月 【42件】
2012年 01月 【45件】
2011年 12月 【48件】
2011年 11月 【41件】
2011年 10月 【58件】
2011年 09月 【47件】
2011年 08月 【44件】
2011年 07月 【52件】
2011年 06月 【44件】
2011年 05月 【49件】
2011年 04月 【44件】
2011年 03月 【57件】
2011年 02月 【47件】
2011年 01月 【47件】
2010年 12月 【44件】
2010年 11月 【49件】
2010年 10月 【59件】
2010年 09月 【28件】
2010年 08月 【28件】
2010年 07月 【29件】
2010年 06月 【25件】
2010年 05月 【24件】
2010年 04月 【30件】
2010年 03月 【29件】
2010年 02月 【29件】
2010年 01月 【29件】
2009年 12月 【29件】
2009年 11月 【32件】
2009年 10月 【37件】
2009年 09月 【30件】
2009年 08月 【30件】
2009年 07月 【26件】
2009年 06月 【33件】
2009年 05月 【32件】
2009年 04月 【28件】
2009年 03月 【31件】
2009年 02月 【28件】
2009年 01月 【30件】
2008年 12月 【31件】
2008年 11月 【29件】
2008年 10月 【31件】
2008年 09月 【28件】
2008年 08月 【24件】
2008年 07月 【31件】
2008年 06月 【24件】
2008年 05月 【32件】
2008年 04月 【27件】
2008年 03月 【27件】
2008年 02月 【28件】
2008年 01月 【29件】
2007年 12月 【26件】
2007年 11月 【27件】
2007年 10月 【35件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【27件】
2007年 07月 【32件】
2007年 06月 【32件】
2007年 05月 【31件】
2007年 04月 【26件】
2007年 03月 【32件】
2007年 02月 【18件】
2006年 03月 【1件】
2005年 03月 【1件】
2004年 03月 【1件】

最近の記事

アンケートコーナー

ブログ内検索

プリズム次郎の用語解説


リンク

アクセスカウンター

最近のトラックバック

RSSフィード

ブロとも申請フォーム